この記事の目次

グルテンフリー米粉パン教室アトリエアールを主宰しています、
大西りょうこです。
米粉パン教室の先生や米粉パン屋さん開業運営のサポートをしています。

「季節のイベント、楽しかった!」
「でも、気がついたら、ただの"単発企画"で終わってしまっている。」
「忙しかっただけで、売上も次への広がりも、あまり残らない。」
こんなふうに、感じたことはありませんか?
季節イベントは、たくさんの方に出会える絶好のチャンス。
でも、"やって終わり"にしてしまうと、せっかくの出会いが、翌月には消えてしまいます。
大切なのは、イベントを"点"ではなく、"次へつながる入口"として設計すること。
この一手間で、1回のイベントが、長く続く教室経営の資産に変わっていきます。
今日は、米粉パン教室の先生のための、単発で終わらせないイベント戦略。
読み終わる頃には、次回のイベントを"線"にする3つの質問が、あなたの中に見えているはずです。


🎥 動画でも詳しくお話ししています
図解だけでは伝わりきらない"温度"や事例は、
朝ラジオのアーカイブでどうぞ。
ながら聴きでもOK、お茶を淹れながら、聞いてみてくださいね。
イベント募集のチャンス期こそ、"ゴール"を先に決める

まず、いちばん最初に決めたいこと。
イベント募集が盛り上がる時期こそ、"ゴール"を先に決めるんです。
「楽しかった」で終われば、残念ながら、次の出会いにはつながりません。
イベント当日の、その先に、何を置くか。
イベント当日 → 次の講座
この"次の講座"を先にイメージしておくこと。
これがあると、イベントの企画・内容・声かけが、ぜんぶ一本の線でつながっていきますよ。
先生の準備時間も"原価"です
そして、見落とされがちな"数字"のお話。
先生の準備時間も、"原価"なんです。
材料 + 会場費 + プレゼント + 準備時間 = イベントの"本当の原価"
参加費だけで、成功・失敗を判断しないこと。
自分の時間を"ゼロ円"で計算してしまうと、頑張っているのに、ちっとも楽にならない負のループに入ってしまいます。
自分の時間を、ちゃんと"原価"としてカウントする。
これが、長く続く教室経営の、やさしい前提条件です。
入口は「参加しやすい体験」、その先は「続けて変わる学び」
ここで、商品設計の基本を、整理させてくださいね。
入口は、「参加しやすい体験」。
その先は、「続けて変わる学び」。
フロント商品
→ 入口の体験(1回で楽しめる、気軽な価格)
バック商品
→ 継続して学ぶ場所(しっかり変わる、本命講座)
イベントは、"フロント商品"。
その先に、ちゃんと"バック商品"を用意しておくことで、出会いが"継続"へと変わっていきます。
赤字でもいい、ではなく、"どこで回収するか"を決めておく
ここは、少し耳が痛いお話かもしれません。
「イベントだから、赤字でもいい」ではなく、"どこで回収するか"を先に決めておく。
決めておくのは、この3つ。
1. 予算
2. 導線
3. 人数
・材料費・会場費・プレゼント、トータルでいくら?
・イベント後、次に"どこへ"案内する?
・何人を、何回で、どう届ける?
この3つを先に設計すると、"赤字でも仕方なかった"ではなく、"この投資は、ここで回収する"という明るい見通しが立ちます。
"たくさん来る企画"より"次につながる方が来る企画"
そして、企画の視点を、ここで一歩深めてみます。
"たくさん来る企画"より、"次につながる方が来る企画"。
・誰でも来てOK
→ 盛り上がるけれど、継続にはつながりにくい
・次につながる方に、来てもらう
→ 本当に深くつながれる方と、しっかり出会える
企画を考えるときの問いは、「誰の、どんな入口にしようか?」。
この視点だけで、集まる方の層が、ぐっと変わっていきますよ。
ゴールから逆算すると、イベントの内容が決まる
先に"ゴール"を決めると、不思議なくらい、内容がスルスル決まります。
イベント開催 → 課題への気づき → 学びへの欲求 → 本命講座
イベントの中で、
・何に"気づいて"もらうか?
・どんな"学びたい"を、呼び起こすか?
・最後に、どんな"本命"につなげるか?
この3つが決まれば、企画・レシピ・声かけ・プレゼント、ぜんぶが一本の線に乗っていきます。
当日だけで売ろうとしない。イベント前から"橋"をかける

そして、ここが、満席と伸び悩みの分かれ道。
当日だけで、売ろうとしないこと。
イベント前から、少しずつ"橋"をかけておきます。
7日前 → 企画への想い
3日前 → 試作の様子
当日 → イベント本番
準備・試作・失敗・質問を、少しずつ見せていく。
すると、興味は"ゼロ"から育っていき、当日は"もう知っている方"として来てくれるようになります。
当日いきなり"興味を持ってもらう"のは、本当に難しい。
その前の7日間が、イベント成功の、見えない下ごしらえです。
当日は"反応を見る日"。質問は宝物
当日は、売る日ではなく、"反応を見る日"です。
・どこで、笑った?
・どこで、止まった?
・何を、質問した?
この"反応"こそ、次の商品を育てる、いちばんのヒントです。
質問は、宝物。
当日いただいた質問を、メモして帰る。
それだけで、次のイベント、次の講座が、ぐっとお客様の心に近づいていきます。
選択肢を増やしすぎない。渡すのは"次の一歩"を一つだけ
そして、よくある失敗が、ここです。
選択肢を、増やしすぎてしまうこと。
・LINEに登録してください
・インスタもフォローしてください
・個別相談もあります
色々伝えると、結局、何も選べなくなってしまうんですよね。
渡すのは、"次の一歩"を、一つだけ。
どれが正解、ではなく、「今日来てくれた方には、まずコレ」を一つだけ、迷わず渡す。
これが、お客様にとっても、先生にとっても、やさしい設計です。
楽しかった気持ちが残るうちに、次の一歩を届ける
そして、イベント後24時間が、本当のゴールデンタイム。
楽しかった気持ちが残るうちに、次の一歩を、ちゃんと届ける。
届ける3つは、こちら。
1. お礼
2. 振り返り
3. 次の案内
「今日は、ありがとうございました」
「こんな時間になりましたね」
「次は、こんな場所もありますよ」
この3つを、終了後24時間以内に送るだけで、"単発"が"継続"へと、ふっと変わっていきます。
参加人数だけで、成功・失敗を決めない
イベントが終わったあと、つい、こう思ってしまいます。
「あぁ、◯人しか来なかった…」
でも、参加人数だけで、成功・失敗を決めないでくださいね。
本当に見るのは、この3つ。
1. 新しい出会い(はじめましての方は、何人?)
2. 次への関心(講座に興味を持ってくれた方は?)
3. 継続(次へつながった方は?)
人数が少なくても、"次につながる方"が3人いたら、立派な成功。
この視点に立つと、イベントの手応えが、ぐっと変わってきますよ。
出会い・信頼・お客様の声も、教室に残る大切な資産
そして、売上以外にも、イベントが残してくれるものがあります。
・新しい、出会い
・積み重ねる、信頼
・お客様から届く、生の声
これらは、ぜんぶ、教室に残る大切な資産です。
ただし、同時に、"続けられる収支"も忘れないでくださいね。
信頼だけ積み上がっても、収支が合わなければ、長くは続けられません。
出会い・信頼 + 続けられる収支。
この両方の天秤を、やさしく守っていく感覚を持てると、教室業は長く愛されるものになっていきます。
次のイベントを"線"にしよう—3つの質問
ここまでをまとめると、次のイベントは、必ず"線"にできます。
自分に、3つの質問をしてみてくださいね。
1. 誰に、来てほしい?
2. 何を、体験してもらう?
3. 最後に、どこへつなげる?
この3つの答えが"つながって"いるとき、イベントは"点"ではなく、"次へ続く線"になります。
どんなに小さなイベントでも、この3つさえ決まっていれば、立派な"教室経営の資産"になりますよ。
今日のNext Action

最後に、今日中にできる2つのアクションを。
Action①:次のイベントの"その後に案内する一つ"を決める。
本命講座、無料相談、公式LINE登録、どんなものでもOK。
イベントの"ゴール"になる、たった一つの案内を、まず紙に書き出してみてください。
これが決まれば、企画の軸が、ぜんぶ一本化されます。
Action②:24時間以内のフォローを、先に作っておく。
・お礼のメッセージ(テンプレでOK)
・振り返りの一言
・次の案内(Action①で決めた一つ)
この3つを、イベント前に"下書き"として用意しておく。
これだけで、終わった後の疲れた頭でも、ちゃんと"次の一歩"を届けられるようになります。
その季節イベント、やって終わりになっていませんか?
イベントは、点ではなく、次へつながる"入口"にする。
3つの質問で、1回の出会いを、長く続く教室経営の資産に変えていきましょうね。

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