この記事の目次

グルテンフリー米粉パン教室アトリエアールを主宰しています、
大西りょうこです。
米粉パン教室の先生や米粉パン屋さん開業運営のサポートをしています。

「レッスンの募集、SNS発信、新商品の試作…頭の中がぐちゃぐちゃ!」
「複数の企画を同時に進めるコツって、ありますか?」
「毎回"あれ、どうなった?"が飛び交って、手が止まる…」
こんなふうに、感じたことはありませんか?
実は最近、こんなご質問をよくいただきます。
「どうやって複数のプロジェクトを、姉妹お二人で進めているんですか?」
ここで、正直にお話しさせてください。
私たち姉妹でも、毎回、完璧ではありません。
今もずっと、試行錯誤の途中です。
そんな私たちが、日々の運営でリアルに使っている「分担・見える化・告知の順番」。
今日は、教室運営にそのまま活かせる形で、まるっとお届けしますね。
読み終わる頃には、あなたの頭のごちゃごちゃが"整理"に変わっているはずです。


🎥 動画でも詳しくお話ししています
図解だけでは伝わりきらない"温度"や事例は、
朝ラジオのアーカイブでどうぞ。
ながら聴きでもOK、お茶を淹れながら、聞いてみてくださいね。
最初に共有するのは「タスク」ではありません

まず、いちばん大事な"最初の一歩"のお話から。
チームで動くとき、私たちがいちばん最初に共有しているのは。
タスク(作業)ではありません。
GOAL(大枠とゴール)です。
作業を並べる前に、たった1つだけ決めます。
「何を、いつまでに、どんな状態にしたいか」
ここが決まっていないと、どんなに立派なタスクリストを作っても、ぜんぶが空回りしていきます。
「今、何のためにこれをやってるんだっけ?」と、途中で迷子になるからです。
1人でやっている先生も同じですよ。
企画を始めるときは、まずノートに1行だけ。
「何を・いつまでに・どんな状態にしたいか」を書く。
これが、その企画の"北極星"になります。
「二人で全部」ではなく、担当を分ける
GOALが決まったら、次は"分担"です。
ここで、いちばんやりがちな失敗が「二人で全部やる」というやり方。
実は、これがいちばん進まないんです。
おすすめは、3ステップに分けて、担当を決めること。
1. 決める
2. 作る
3. 確認する
この3つのステップに、それぞれ担当を置きます。
「誰かがやってくれるはず」という迷いを、仕組みでなくしていくんですよね。
もしあなたが1人でやっている先生なら。
「人」ではなく「日」を分けてください。
月曜は"考える日"、火曜は"作る日"、水曜は"確認する日"。
同じ1日の中で全部をやろうとすると、脳がすり切れます。
役割を"日にち"で分けるだけで、驚くほどラクに進むようになりますよ。
頭の中がいっぱいになったら、まずAIへ
「やること多すぎて、何から手をつければ…」
そう感じたときの、私たちの応急処置をお伝えしますね。
頭の中がいっぱいになったら、まずAIに"全部"出します。
手順は、たった3つ。
①頭の中のTODOを、AIに全部書き出す
②「優先順位をつけて」とお願いする
③「期限と、次の一手を決めて」と伝える
AIは、賢い相談相手です。
あなたの頭の中の"ぐちゃぐちゃ"を、5分で綺麗な優先順位表に整えてくれます。
ただし、大事なことをひとつ。
AIの中"だけ"では、チームの予定にはならないんです。
考える場所と、共有する場所は分ける
ここが、意外と見落とされているポイントです。
「考える場所」と「共有する場所」は、絶対に分けてください。
AI=「考える場所」
あなたが1人で、頭を整理する場所。
スプレッドシート=「共有する場所」
チームや家族と、進捗を見合う場所。
AIで整理した内容は、必ず"共有できる場所"に転記します。
私たちは、Googleスプレッドシートを使っていますよ。
「あれ、どうなった?」がなくなる魔法の1枚は、実はここに宿るんです。
AIで考えたら、必ずシートへ。この動線を、忘れないでくださいね。
全部を、一つの道具で解決しない

もう1つ、私たちが大事にしているルール。
全部を、一つの道具で解決しない。
「LINEで全部やり取りする」
「スプレッドシートに全部書く」
「電話で全部済ませる」
これ、実はどれもうまくいかないんですよね。
道具ごとに、得意な"仕事"があるからです。
スプレッドシート → 全体と正解
企画の全体像と、正しい情報が集まる場所。
LINE → 細かな進捗と確認
「これ、やりました!」の日々のやり取り。
電話・対面 → 複雑な話と方向合わせ
文字だけでは足りない、深い話や大事な決断。
この3つを、意識して使い分けるだけで、コミュニケーションのモヤモヤが劇的に減ります。
特に「複雑な話・大切な決断」は、必ず声のある場所で。
これ、私たちが16年やってきていちばん実感していることです。
複数進行は、主役を入れ替えるリレー
ここからが、いちばんお伝えしたい話。
複数の企画を同時に進めるって、"全部を同じ強さで頑張ること"ではないんです。
正しくは、"主役を入れ替えるリレー"、なんですよね。
たとえば、私たちが今動かしている企画。
寄り添い、酒種、レッスン。
この3つを、同じ日に、同じ強さで並走させたら、絶対に破綻します。
だから、こう考えます。
「今、動かすのは、これ」と、1つに絞る。
今週の主役は「寄り添い」。
次の週の主役は「酒種」。
その次は「レッスン」。
バトンを、順番に渡していく。
これが、複数企画を同時に回す、いちばん現実的な方法です。
二つあるときも、同じ日に、同じ強さで売らない
これは、告知や販売のときも、まったく同じです。
告知したい企画が2つあるとき。
同じ日に、同じ強さで、両方売らないでください。
役割を、こう分けます。
「今の主役」
今日、行動してほしいもの。
強く前に出して、申し込みや行動を促す。
「背景」
次のために、知っておいてほしいもの。
そっと種を蒔いておく感覚で、控えめに触れる。
この主役と背景を、時期をずらして入れ替える。
それが、「押しつけずに」「両方をしっかり届ける」秘訣なんです。
一つの発信につき、お願いする行動は一つ

ここで、発信の"鉄則"を1つ、お伝えしますね。
一つの発信につき、お願いする行動は、たった一つ。
❌ Bad Example
「LINE登録してね、体験レッスン申込もね、コースも見てね、そして試作品も買ってね」
→ 読み手は、何をしたらいいか迷って、結局、何もしません。
⭕ Good Example
「今日は、体験レッスンの申込ボタンだけ、そっと押してくださいね」
→ 読み手は迷わず、その1つだけ、動けます。
一つのLINE、一つの投稿、一つのストーリーズ。
それぞれに、お願いする行動は「たった1つ」。
お客様を、迷わせないでください。
ずっと全力ではなく、負荷の"種類"を変える
それでも、企画の期間中は、どうしても頑張らなきゃいけない場面がありますよね。
そのときのコツは「ずっと全力を出さない」こと。
負荷の"種類"を変えるだけで、驚くほど長く走れます。
前半:高負荷(集める)
人を集める期間。脳をフル回転させる。
告知、発信、募集の設計。
後半:負荷の切り替え(レッスン・相談)
実際にレッスンや相談を提供する期間。
脳の"考える負荷"は落として、"楽しい仕事"に切り替える。
同じ全力でも、種類を変えれば、疲れ方が違うんです。
集める期間に頭を使ったら、後半は"手と心"を動かす楽しい時間へ。
1つの企画のあいだ、ずっと同じテンションで走らなくていい。
これを、覚えておいてくださいね。
企画の中で、一番負荷が高いのはどこ?
そして、もう1つのコツ。
企画を始める前に、必ず"負荷の山"を予測しておきます。
企画の中で、一番負荷が高いのはどこか。
だいたい、この2つのどちらかです。
①人に集まってもらう前
②初めて挑戦する時
ここが"山場"だと分かっていれば、心の準備ができます。
「今、いちばんしんどい時期だな」と、自分に言い聞かせられる。
そして、山を越えれば、必ず下り坂が来ると、信じていられるんです。
終わりが見えると、頑張り方を選べる。
これって、教室業でも、人生でも、同じですよね。
止まった時に必要なのは、気合いより「整理」
それでも、途中で手が止まってしまうことは、必ずあります。
そんな時、いちばん大事なメッセージを、お伝えさせてくださいね。
止まった時に必要なのは、気合いより、整理。
❌ もっと頑張る
「よし、もっと気合い入れなきゃ!」と、無理やり自分を奮い立たせる。
⭕ 一緒に整理する
「今は休む?今だけ少し負荷をかける?」と、誰かと話して、順番を決め直す。
止まる原因は、たいてい、意志の弱さではありません。
頭の中の"整理不足"、なんですよね。
気合いを注ぐ前に、まず紙とペン。
もしくは、話せる相手に「聞いてもらう」だけで、動き出せることが本当に多いです。
今日のNext Action
最後に、今日中にできる2つのアクションを。
Action①:今動いている企画を全部書き出し、今週の「主役」を一つだけ決める。
紙でもメモアプリでもOK。
「今、私が動かしているものは、これとこれとこれ」と、まず全部出してみます。
そして「今週の主役は、これ」と、一つだけ、赤で囲む。
Action②:その主役について「ゴール・期限・担当・次の一手」を、一枚のシートにまとめる。
スプレッドシートでも、ノートでもOK。
この4項目だけ、書き出してみます。
「あれ、どうなった?」がなくなる、魔法の1枚のできあがりです。
全部を、同時に頑張らなくていい。
バトンを、順番に渡していきましょう。
あなたの今日の1歩が、来月の"回り出す教室"につながっていきますように。

米粉パン教室の経営に役立つ情報を、公式LINEでも配信しています。
ご登録いただいた方には、教室運営に役立つプレゼントもご用意しています。



