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グルテンフリー米粉パン教室アトリエアールを主宰しています、
大西りょうこです。
米粉パン教室の先生や米粉パン屋さん開業運営のサポートをしています。

米粉パン教室を続けていく中で、「もっと頑張らなきゃ」「もっと発信しなきゃ」と、24時間自分を追い込んでしまっていませんか?
先日、わたしのコミュニティに参加してくれている、来年80歳になるグランマさんから素敵なメッセージをいただいたんです。「なかなかついていけないけれど、新しいことを学んだり、新しい人と出会うのは楽しいです」と。
年齢を言い訳にせず、いくつになっても新しい挑戦を楽しんでいる姿。本当に頭が下がります。
そんなグランマさんが教えてくれたのは、長く愛される教室の根っこにある「ギブの精神」と、その精神を続けていくための「余白」の魔法です。今日は、わたしが教室歴16年目に入って改めて大事だなと感じている、この2つの軸についてシェアしますね。


愛され続ける教室の秘密「ギブの精神」
マーケティングの世界でよく出てくる「ギブ&テイク」という言葉。
ここで言うギブ(Give)とは、「見返りを求めず、相手の役に立つことを先にすること」を意味します。
グランマさんがいつも言ってくださるのは、「皆様の何かのお役にたてたら嬉しいです」という言葉。
自分の利益より、まずは目の前の人に喜んでもらう。これが、長く愛されるパン教室をつくる一番の近道なんじゃないかなと、わたしは強く感じています。
最初から立派だったわけではありません
正直に言うと、わたしも教室を始めた頃は、自分のことばかり考えていました。
「どうにかレッスンに来てくれないかな……」
「割引したら、もっと人が集まるかな……」
1500円という安い価格で始めたレッスンには、お友達経由でランチ目的のママさんが来てくれたりしました。それはそれで楽しかったのですが、結局のところ、「わたしのレッスンが習いたい」で来てくれた方ではなかったので、復習も少なく、リピートにも繋がりにくかったんです。
レッスンが終わっても、心はちっとも満たされない。これって、自分の「売り上げ」ばかりを気にしているうちに、心が疲れてしまっていたんですよね。
マインドの転換①:「見返り」より「与える(ギブ)」
そこで切り替えたのが、「見返りを求めず、まず自分の知識や想いを出し惜しみせずに『無料』で届ける」という考え方です。

InstagramやLINEでの発信って、実は「名もなき作業」と呼ばれるものです。
すぐにお金にはならない、地道で面倒な作業。フィード投稿、リール、ストーリーズ、公式LINE……一生懸命やっても、その瞬間に売上が立つわけではありません。
でも、この名もなき作業こそが、本当のお客様との出会いを作ってくれるんです。
「無料の情報がこれだけ素晴らしいなら、有料の講座はもっと凄いはず!」と確信してもらうための、全力のギブ。
値段で釣られた方ではなく、「先生のレッスンに来るのが夢でした」「やっと会えました」と心から喜んでくれる、真のお客様が育っていきます。
もちろん、何でもかんでも無料で出せばいいわけではありません。自分のペルソナ(理想の生徒様)が喜んでくれるなと思うものは、惜しまず差し出す。その線引きだけは、しっかり持ってくださいね。
ちょっと待って!無理な頑張りはストップ
……と、ここまで「ギブの精神」を熱く語ってきましたが、ここで一つだけ大切なお願いがあります。
「よし、ギブが大事なんだ!じゃあ寝る間も惜しんで、毎日Instagramを10回更新しなきゃ!」
……これ、絶対にやめてください。
先生自身の心と体に余裕がないと、人に愛は与えられません。
24時間パツパツのスケジュールでは、必ずどこかで倒れてしまいます。完璧な妻、完璧なママじゃなくていいんですよ。
わたし自身も、仕事が大好きで全力投球タイプなので、家事は完璧にはできないし、ダメダメな母だなと思うこともたくさんあります。それでも、教室と家族を両立できているのは、「意図的な余白」を作る勇気を持ったから。
マインドの転換②:心と時間に「余白」を作る
本当に良いアイデアは、「何もしない時間」に生まれます。

お風呂でぼーっとしている時。カフェでゆっくりお茶を飲んでいる時。サウナで頭を空っぽにしている時。
──「あ!これやってみよう!」というひらめきは、こういう瞬間にスッと降ってくるんですよね。
心に余裕がある状態で書いた文章は、「言葉の温度」がぜんぜん違います。
先生の優しさや温かさが、読んでいる人にスッと伝わる。逆に、疲弊した状態で書いた言葉には、その疲れがそのまま乗ってしまうんです。
普段完璧にしている家事を、ちょっと旦那さんに手伝ってもらう。
「ここまで毎日布団干さなくていいんじゃない?」と肩の力を抜いてみる。
お金を払ってお掃除を頼んだり、宅配を活用したり──。
パツパツのタスクを、勇気を持って減らしてくださいね。
マインドの転換③:SNSでの「比較」を手放す
余白を奪う最大の原因は、実は「他人との比較」です。
「あの教室はあんなに集客できているのに、わたしはダメだ……」
「あの先生はあんなに値段が高いのに満席なんて、わたしのところには来てくれない……」
そうやって他人と比べているとき、わたしたちはどんどん苦しくなっていきます。他の誰かになる必要は、全くありません。自分をいじめるのは、今日で終わりにしましょうね。
パン教室の先生は、みんな「愛の人」
パン教室の先生方とお話ししていてつくづく思うのは、皆さん根っこがすごく優しい方ばかりだということ。誰かに何かを与えたい、尽くしたいと願う「愛の人」です。
でも、だからこそ、いつも家族を優先し、生徒さんを優先し、「自分自身」を一番後回しにしてしまっていませんか?
最大のギブは、まず自分自身を満たすこと。誰よりもまず、自分自身を愛して、満たしてあげてください。
あなたが笑顔で、幸せそうにパンを焼いている姿。
それこそが、生徒さんにとって一番のプレゼント(ギブ)になるんですよ。
わたしたちは「かけがえのない特別な場所」を作っている
仕事や子育てでクタクタになった女性が、教室の扉を開けて入ってくる。一緒にパンを焼いて、おしゃべりして、帰る頃には顔つきがふわっと変わっている。「先生に会えてよかった。また仕事も頑張ろうって思えた」と、リフレッシュした笑顔で帰っていかれる。
そして、その後ろには笑顔のお母さんを待っているご家族がいる。
──わたしたちは、ただパンを教えているわけじゃない。目の前の女性と、その先の家族まで幸せにする、誇り高い仕事をしているんですよね。
「わたしなんかただのパン教室だし……」なんて卑下しないでください。あなたのその仕事は、本当にすごく価値のあるものなんですよ。
今日のNext Action:スケジュールに「余白」を書き込む
今日のスケジュール帳を開いたら、「これもしなきゃ」「あれもしなきゃ」と予定を詰め込む前に、「15分間の、自分だけの余白時間」を書き込んでみてください。
ゆっくりお風呂に浸かるだけでもOK。カフェでぼーっとするだけでもOK。子供のためでもなく、家族のためでもなく、「自分だけの時間」を、無理やりにでも作ってみてください。
まずは、自分をたっぷりと愛でてあげましょうね。それが、ギブし続けるあなたの教室を、本当の意味で長く、愛され続けるものにしてくれますよ。

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