りょうこ

グルテンフリー米粉パン教室アトリエアールを主宰しています、
大西りょうこです。
米粉パン教室の先生や米粉パン屋さん開業運営のサポートをしています。

「わたしのパンは美味しいのに!」を卒業する3つのヒント〜サイゼリヤ創業者に学ぶ長く愛される教室づくり〜と書かれた表紙スライド

「材料にこだわって、味も最高なのに……
なのに、生徒さんが集まらない」

「なんで、わたしのパンの良さを分かってくれないんだろう?」と、
落ち込む日々を送っていませんか?

もし、心当たりがあるなら……
今日のブログは、あなたのためにお届けします。

テーマは、
「『わたしのパンは美味しいのに!』を卒業する、3つのヒント」です。

今日は、わたしが最近見聞きして
「これはすごい!わたしたち教室業にもめちゃくちゃ刺さる!」と衝撃を受けた、
ある経営哲学のお話をしますね。

「私のパンは美味しいのに…」から卒業!3つの極意図解:①マインドセット転換(事実を見る・天動説卒業)②集客視点の変革(ジョブ理論・本当の用途を知る)③伝え方の進化(再現性・感覚から言葉へ)を示すインフォグラフィック

きっかけは、あの「サイゼリヤ」

皆さん、「サイゼリヤ」って行ったことありますよね?
安くて美味しくて、いつも賑わっているイタリアンレストランです。

あのサイゼリヤの創業者、正垣泰彦(しょうがき やすひこ)さんの本の中に、
こんなタイトルの一冊があるんです。

『おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ』

……どうですか?
ちょっと衝撃的なタイトルですよね。

飲食の世界って、すごく感覚的というか、
「俺の味はうまい!」みたいな、職人のこだわりが強いイメージがありませんか?

でも、サイゼリヤの創業者は全く違ったんです。
ものすごく「論理的で、科学的」な考え方をされていて。

今日は、この経営哲学から、
わたしたち米粉パン講師が「長く愛され、しっかり利益を出す教室」を作るためのヒントを、
3つに分けてお伝えしますね。

ヒント①:「おいしい=客数」という残酷な事実

1つ目のヒントは、「おいしいの定義」です。

皆さんは、「おいしい」って何だと思いますか?
味?食感?こだわりの材料?

サイゼリヤの創業者は、こう言い切っているんです。

「おいしいとは、客数である」

お客さんの数が増えれば、それは「おいしい料理」。
減れば「おいしくない料理」だと、断言しているんですね。

これ、教室業に置き換えてみてください。

「わたしの米粉パンは、こんなにこだわりの材料を使っていて、
味も最高に美味しいのに、なんで生徒さんが来てくれないんだろう?」

そう悩むこと、ありますよね。

でも、そこで
「生徒さんが価値を分かってくれない」
「周りの教室が安売りしているから」
……と他責にしてしまうのは、ビジネスとしてはNGなんです。

「天動説」から「地動説」へ視点を変える

「天動説」から「地動説」へ視点を変える比較図:❌天動説(自分中心)「私が良いモノを作れば売れるはず!」/⭕地動説(生徒さん中心)「生徒さんの反応こそ真実」ありのままの事実を真正面から受け止める、を示すスライド

本の中では、「自分が良い商品を作れば売れるはずだ」という思い込みを、
「天動説」とバッサリ切っています。

「世の中が自分を中心に回っている」という思い込みですね。

そうではなく、
「事実として、今生徒さんが集まっていないのであれば、
それは未来の生徒さんにとって魅力的な提案になっていないのだ」
と、ありのままの事実を受け入れる──

これが「地動説」の視点です。

以前のブログでも「他責思考を捨てる」というお話をしましたが、
まさにこれです。

「わたしのレシピは最高なのに!」という職人のエゴを一度捨てて、
生徒さんの反応(客数)という事実を真正面から受け止める。

これが、起業家としての第一歩なんですよ。

ヒント②:生徒さんは何の「ジョブ」で来る?

2つ目のヒントは、「用途(ジョブ)で考える」ということです。

サイゼリヤの分析が面白いのは、
「30代女性をターゲットにする」みたいな考え方ではなくて、

「何のお祝いで使うのか?」
「それとも、日常の食事として使うのか?」

という「お客様の用途(ジョブ)」を徹底的に考えているところなんです。

記念日で使うなら、高くてもいいし少し遠くても行きますよね。
でも、日常使いなら、近くて安くて回転率が良くないといけない。

求められるものが、全く違うんですね。

あなたの教室の「本当のジョブ」はどれ?

あなたの教室の「ジョブ(価値)」はどれ?比較表:表面的な目的(アレルギーの子に安心なパン/毎日の育児疲れから離れたい)→本当のジョブ用途(子どもの笑顔を見る/先生との会話・癒し)を示すスライド

わたしたちの教室も、まったく同じです。

生徒さんは、ただ「米粉パンのレシピ」が欲しくて来るわけではないんですよ。

【表面的な目的】
アレルギーの子に安心なパンを
毎日の育児の疲れから離れたい

【本当のジョブ(用途)】
子どもの笑顔を見る
先生との会話・癒し

「アレルギーのある我が子に、安心で美味しいパンを思い切り食べさせてあげたい」
──これは表向きの目的。
本当に欲しいのは、「子どもの満面の笑顔」なんです。

「毎日の忙しい育児の中で、先生と話してリフレッシュしたい」
──表向きはパン作りでも、本当の用途は「癒し」かもしれません。

生徒さんは、どんな「ジョブ(役割)」を果たすために、
あなたの教室を選ぼうとしているのか。

ここを突き詰めると、
発信する言葉も、レッスンの価格設定も、見せ方も、全く変わってきますよ。

「レシピ以上の価値」って、まさにここから生まれるんです。

ヒント③:お家での「再現性」を高める

3つ目のヒントは、「再現性」です。

サイゼリヤは、料理人の「感覚」や「勘」に頼らず、
徹底的に数値を測り、言語化して、
「誰でも同じように美味しいものが出せる仕組み」を作っています。

わたしたち講師も、これを見習う必要があるんですよ。

大事なポイントが、ここ。

先生の教室でうまく焼けるのは、当たり前です。
生徒さんが一番求めているのは、それじゃないんです。

「自分の家のキッチンで、先生と同じように美味しく焼けること」
──つまり「再現できること」、これなんですよ。

もっと言うと、
「お家で一人でも失敗しないこと」です。

「感覚」に頼らず、「言葉」に変えよう

「感覚」に頼らず「言葉」に変えよう比較:❌感覚的な教え方(なんとなく・手にくっつかなくなったら)→生徒がお家で失敗/⭕言語化した教え方(数値・温度・水分量を測る・誰でも同じ結果になる仕組み)を示すスライド

だからこそ、わたしたちは自分の「感覚」を、
生徒さんが理解できる「言葉」に言語化する努力を、怠ってはいけません。

❌感覚的な教え方(NG)

「なんとなく、生地がこんな感じになったら発酵完了です」
「手にくっつかなくなったらOKです」

これでは、生徒さんがお家に帰って一人で作ろうとした時に、絶対に失敗してしまいます。

⭕言語化した教え方(OK)

数値(温度・水分量)や時間を、しっかり測って伝える。
誰がやっても同じ結果になる「言葉(仕組み)」で伝える。

これだけで、生徒さんが「お家でちゃんと焼けた!」となる確率が、ぐんと上がるんです。

「趣味のパン作り」から「プロの教室経営」へ

今日のお話、少しビジネスライクだったかもしれませんが、
でも、すごく本質的なお話でしたよね。

もう一度、3つの極意をおさらいします。

①事実を見る(地動説)
「おいしい=客数」を受け入れる

②用途を見る(ジョブ)
レシピ以上の「本当の目的」を知る

③言葉にする(再現性)
感覚ではなく、お家での成功を作る

この3つの視点が、長く愛される教室の土台になりますよ。

今日のNext Action:気づきを今すぐアウトプット

趣味のパン作りから、プロの教室経営者へ。
ぜひ今日から、この3つの視点を意識してみてくださいね。

それでは、今日の「Next Action」です。

「あ、わたし天動説になってたかも!」とハッとした方。
あるいは、「わたしの教室に来てくれる生徒さんの本当の用途って、〇〇かもしれません!」と気づいた方。

ぜひ、公式LINEにメッセージを送ってくださいね。

インプットしたら、即アウトプット!
これが、あなたの成長の鍵になりますよ。

今日も1日、胸を張って頑張っていきましょうね。

米粉パン教室の経営に役立つ情報を、公式LINEでも配信しています。
ご登録いただいた方には、教室運営に役立つプレゼントもご用意しています。

アトリエアール公式LINE登録バナー