この記事の目次

グルテンフリー米粉パン教室アトリエアールを主宰しています、
大西りょうこです。
米粉パン教室の先生や米粉パン屋さん開業運営のサポートをしています。

「SNSも、レシピの試作も、勉強も…続けたいことがいっぱいある」
「習慣化のやり方はわかったけど、そもそも何を優先すればいいんだろう?」
「毎日"やることリスト"に追われて、疲れちゃう」
こんなふうに、感じたことはありませんか?
前回のイフゼンルールで「続ける仕組み」を作った方から、こんな声もいただきました。
「早速ルールを作りました!方法が分かると『わたしにもできるかも』に変わりますね」
今日は、その続きです。
「続ける仕組み」を手に入れたら、次に必要になるのは「何を続けるか」の地図。
それを、未来から考えるための思考法「フューチャーマッピング」をお届けしますね。
読み終わる頃には、あなたの手元に「3か月後の理想の一日」を描く3行が生まれているはずです。


🎥 動画でも詳しくお話ししています
図解だけでは伝わりきらない"温度"や事例は、
朝ラジオのアーカイブでどうぞ。
ながら聴きでもOK、お茶を淹れながら、聞いてみてくださいね。
習慣にしたいこと、いくつありますか?
いきなり、質問です。
あなたが今「習慣にしたい」と思っていること、頭の中にいくつありますか?
SNSを毎日書く。
レシピを試作する。
勉強する、運動する。
気づけば5個、6個…と積み重なっていませんか。
そして、そのすべてを一気に習慣化しようとして、結局どれも続かない。
これ、私自身も、めちゃくちゃ覚えがあります。
全部を習慣にする前に、いちど立ち止まって考えてほしいんです。
「これは、どんな未来のため?」
ここが曖昧なままだと、続ける前に、気持ちがすり減ってしまうんですよね。
フューチャーマッピングって、なに?

フューチャーマッピングというのは、シンプルに言うと「うれしい未来から考える」思考法です。
手順は3ステップ。
Step 1:うれしい未来の物語を描く
3か月後、半年後、1年後。あなたにとっての「これがあったら、めっちゃ嬉しい」という景色を、まず描きます。
Step 2:現在へ戻る
その景色に立っている自分から、今日のわたしを振り返る。
その景色にたどり着いた自分は、途中で何をしていたかな?と辿ります。
Step 3:ヒントと行動を見つける
途中で見えた「気づき」を、今日の行動に落とす。
これが、あなたの"次の一歩"になります。
過去の延長で今日を決めるのではなくて。
「うれしい未来」から、今日を選ぶ。
視点の順番を変えるだけで、日常がぐっと立体的になっていくんです。
「目標から逆算」だけでは、足りない
「目標から逆算する」って、一度は聞いたことがありますよね。
もちろん、それも大事です。
でも、逆算だけだと、どうしても「今、実現できそうな範囲」の中に収まってしまうんです。
頭の中の"できるかも"の枠を、超えられない。
フューチャーマッピングでいちばん大事にしているのは、この順番。
まずは、発想を広げる。それから、行動を絞る。
①未来の物語を、自由に描く(「無理かも」という枠をゆるめる)
↓
③物語のヒントを、現実の行動に戻す
この2つの円のあいだに、心の橋を架けるイメージ。
広げてから、絞る。ここが、大きなポイントです。
順番が変わると、言葉が変わる

この順番の魔法、言葉に出てくるんですよね。
「今できること」から考え始めると、こんな言葉が浮かびます。
「時間がない」
「自信がない」
「わたしには無理」
今の自分の限界の中で考えているから、こういう言葉になるのは当たり前なんです。
でも「未来から」考え始めると、言葉がガラッと変わります。
「そのために、今日何ができる?」
ね、まったく違うでしょう?
「できない理由」を探す言葉から、「できる方法」を探す言葉に変わる。
これが、順番を変えることの本当のパワーなんです。
3か月後の理想の一日を「3行」で書く
いきなり正式なフューチャーマッピングは、ちょっとハードルが高いかもしれません。
だから今日は、そのエッセンスだけを取り出した「3行ワーク」をご紹介しますね。
3か月後の「理想の一日」を、たった3行で書きます。
① 朝の景色
その日、あなたはどんな朝を迎えていますか。
② だれかの表情・言葉
生徒さん、家族、仲間。だれが、どんな顔で、何と言っていますか。
③ わたしの気持ち
そのとき、あなたの心の中には、どんな感情がありますか。
たった3行で、あなたの未来の景色が、ふっと立ち上がります。
数字より先に、景色と感情を描く。ここがコツです。
コツは「〜した」と、過去形で書くこと

3行を書くとき、ぜひ守ってほしい、たった1つのルール。
それは、過去形で書くこと。
❌「いつか教室を始めたい」
⭕「初めての体験レッスンを、笑顔で終えた」
「したい」と書くと、未来はいつまでも「遠く」に置かれてしまいます。
「した」と書くと、その未来が、まるでもう起きたことのように、自分の中に定着していきます。
参考までに、私が実際に書いてみた3行の例です。
1. 朝、余白を持ってキッチンに立てた。
2. 生徒さんが「次も来たい」と、笑ってくれた。
3. わたしは「この仕事を始めてよかった」と、思えた。
読み返すたびに、じわっと胸があたたかくなる。
これが、未来を「完了した物語」として描く力なんです。
未来の景色に「だれか」がいますか?
ここで、もうひとつ大事な視点をお伝えしますね。
あなたが描いた未来の景色に、「だれか」がいますか?
生徒さんが笑っている。
家族が喜んでいる。
仲間が一歩、動き出している。
自分だけの目標だと、疲れた日に折れやすい。
でも「だれかと共に笑う未来」は、あなたを何度でも立ち上がらせてくれるんです。
私が見ている景色は、こんなイメージです。
米粉パンでつながる、みんなの居場所。
先生同士が、学び合い、支え合っている。
一人ひとりが、自分の一歩を選んでいる。
「わたしが主人公ではなく、みんなが主人公」なんですよね。
大きな未来ほど、入り口は、実はとても小さい。
今日、一つの言葉を届ける。
それが、地域に米粉パンの居場所を作る最初の一粒になります。
2つは、地図と一歩
ここまで読んで「フューチャーマッピングと、前回のイフゼンルールって、どう使い分けるの?」と思われた方へ。
この2つは、まったく役割が違います。
フューチャーマッピング(地図・Map)
役割:何を続けるかを見つける。
問い:どんな未来がうれしい?
イフゼンルール(一歩・Engine)
役割:続けるための仕組み。
問い:何をしたら、何をする?
地図があるから、今日の一歩が選べる。
一歩の仕組みがあるから、地図の場所に辿り着ける。
この2つは、片方だけだと、うまく機能しません。
両方あってはじめて、未来と今日が、まっすぐ一本の線でつながります。
今日のNext Action
最後に、今日からできる、たったひとつのアクション。
3か月後の理想の一日を、過去形で3行書く。
1. 朝の景色は?
2. だれが、何と言った?
3. わたしは、どんな気持ちだった?
そこから、今日の一歩を1つだけ選びます。
この1つを、前回のイフゼンルール(もし〇〇が起きたら、私は△△をする)に入れれば完成です。
完璧な地図じゃなくて大丈夫。
まずは、過去形の3行から。
ノートでも、メモアプリでも、後ろの余白でもOKです。
未来は、遠くの誰かが決めるものではありません。
今日のあなたが、たった3行で描いた景色。
それを、明日の小さな一歩が、そっと現実に運んでくれます。

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