りょうこ

グルテンフリー米粉パン教室アトリエアールを主宰しています、
大西りょうこです。
米粉パン教室の先生や米粉パン屋さん開業運営のサポートをしています。

「会う前から決まっていた」と言われる教室づくり〜マーケティングの基礎「ニーズとウォンツ」をやさしく解説〜と書かれた表紙スライド

もし、セールスを一切しないのに、
個別相談の前に「ぜひお願いします!」と即決でお申し込みされたら……?

「そんな魔法、本当にあるんですか?」って思いますよね。

あるんです、これが。
しかも、「ある視点」を変えるだけで起こるんですよ。

今日は、わたしの「恥ずかしい過去の失敗談」と、
つい先日体験したホットな個別相談のエピソードを交えながら、
マーケティングの大切な考え方をお伝えしますね。

今日覚えて帰ってほしい言葉は、
『プロダクトアウト』と『マーケットイン』
そして『ニーズ』と『ウォンツ』です。

横文字ばかりで難しそうに聞こえるかもしれませんが、
カフェでおしゃべりするように分かりやすくお話しますね。

「会う前から決まっていた」と言われる教室づくりまとめ図解:プロダクトアウトからマーケットインへの視点転換、ウォンツとニーズの違い、選ばれるためのマーケティング基礎を網羅したインフォグラフィック

まずは2つの言葉:「プロダクトアウト」と「マーケットイン」

プロダクトアウトとマーケットインの違い比較:プロダクトアウト(作り手の思い込み・「こんないいものができたから買うでしょ!」)/マーケットイン(お客様の心の中・「何を求めているか」から商品を作る)を示すスライド

まずは1つ目の言葉。
『プロダクトアウト』と『マーケットイン』の違いから。

プロダクトアウト=「作り手の思い込み」
「こんないいものができたから、みんな買うでしょ!」という発想です。

マーケットイン=「お客様の心の中」から出発
「お客様が何を求めているか」から出発して商品を作ることです。

わたしの失敗談:「完璧なアレルギー対応パン」の罠

実はわたし、立ち上げ当初はゴリゴリの「プロダクトアウト」だったんです。

当時のわたしは、こう固く信じ込んでいました。

「みんな卵・乳・小麦不使用の、
アレルギーの子でも食べられるシンプルな米粉パンが欲しいはずだ!」

そればっかりを毎日毎日、研究して作っていたんです。
「アレルギー対応の完璧なレシピができた!絶対にみんな喜ぶ!」って自信満々でした。

でも、ある時、受講生のお一人にこう言われたんです。

「先生、わたし、実は小麦のパンが大好きで先生のところに来たんです」
「だから、どちらかというと、ふわっとしたリッチなパンが食べたいんです」

「うちはアレルギーではないから、チーズもたっぷり入れたいし、
卵も使って栄養のあるパンも作りたいんですよね」

……もう、ハンマーで頭を殴られたような衝撃でした(笑)。

わたしが「みんなが欲しいはずだ」と思い込んでいたシンプルなアレルギー対応パンは、
目の前の生徒様が求めているものとは、完全にズレていたんです。

これが、作り手の思い込みで作ってしまう、
プロダクトアウトの恐ろしい罠なんです。

「会う前から決まっていた」即決の理由

では、逆に「マーケットイン(お客様目線)」が完璧にハマるとどうなるのか。
つい先日体験したリアルな出来事をシェアさせてくださいね。

わたしのところで「米粉パンカレッジ」に興味を持ってくださった方とお話したんですが……
なんとその方、『わたしと個別相談する前から、もう買うことを決めていた』んです!

わたしがゴリゴリにセールスをしたわけではなく、
「ぜひお願いします!」と即決でした。

なぜかというと、
『その方が抱えていた悩み』と『米粉パンカレッジという環境』が、
パズルのピースのようにピタッと合っていた
からです。

彼女はすごくお忙しい方で、
「決まった日時に通うお教室だと、途中で挫折しちゃうかも」という不安がありました。

だからこそ、こんな環境を一番に求めていたんです。

「自分の好きなタイミングで集中して学べる」というオンラインの環境。
「無期限のフォローアップ」があって、いろんな先輩の成功事例を見ながら学べる『安心できる環境』

わたしはHPで、
「忙しいママでも、自分のペースで学べるよ」
「いつでも質問できる環境があるよ」と伝えていました。

これが、まさに「マーケットイン」の発信なんですね。

「ニーズ」と「ウォンツ」の違いとは?

ニーズとウォンツの違い解説:ウォンツ(Wants)=具体的な手段・商品=目に見えやすい表面的な部分/ニーズ(Needs)=心の中にある深い悩み・本当の目的=根底にある見えない感情、を比較したスライド

ここで、今日覚えてほしいもう一つの重要な言葉。
『ニーズ』と『ウォンツ』です。

皆さんは、この2つの違い、分かりますか?

ウォンツ(Wants)=具体的な「手段・商品」

目に見えやすい表面的な部分。
そのニーズを満たすための具体的な手段や商品のことです。

ニーズ(Needs)=心の中にある「深い悩み・本当の目的」

根底にある、見えない感情。
お客様が本当に求めている目的のことです。

「忙しいママ」で具体的に見てみよう

例えば、こんな感じです。

【ウォンツ(手段)】
「たった30分で焼ける米粉パンのレシピが欲しい!」

【ニーズ(本当の目的)】
「子供に安全なものを食べさせたいけど、毎日忙しくて作る時間がない」

つまり、お客様が本当に欲しいのは「レシピ」じゃなくて「悩みの解決」なんです。

先ほど即決でお申し込みくださった彼女の例で言えば──

ウォンツ(手段)= 米粉パン作りの技術、資格
ニーズ(本当の目的)= 忙しいわたしでも挫折せずに、安心して自分のペースで学べる環境

これなんです。

私たちは「レシピ」ではなく「安心」を届けている

私たちは「レシピ」ではなく「安心」を届けている:他の教室と「レシピ(ウォンツ)」で戦うのではなく、「いつでも質問できる絶対挫折させない安心という環境(ニーズ)」を売るからこそ「ここしかない!」と選ばれる、を示すスライド

多くの先生は、インスタで「ウォンツ」ばかりを売ろうとします。

「美味しい米粉パンのレシピありますよ!」
「ふっくら焼けますよ!」

でも、それだと他の教室と「パンの機能(レシピ)」での戦いになってしまうんです。

そうではなく、生徒様の『ニーズ(深い悩みや欲求)』に寄り添う。

「一人で失敗して落ち込んでいませんか?
うちの教室なら、いつでもLINEで質問できるから絶対に挫折させませんよ」

こんな風に伝えるんです。

レシピ(ウォンツ)ではなく、「安心という環境(ニーズ)」を売るからこそ、
お客様は「ここしかない!」と会う前から決めてくれるんですよ。

今日のNext Action①:ニーズとウォンツを書き出す

「わたしが教えたいパン(ウォンツ)」から、
「生徒様が解決したい悩み(ニーズ)」へ。

視点を少し変えるだけで、皆さんの発信は劇的に変わりますし、
集客はもっともっと楽になりますよ。

それでは、1つ目のNext Action

「あなたの理想の生徒様の『ニーズ』と『ウォンツ』を、紙に書き出してみる」

あなたの「理想の生徒様」を一人思い浮かべて、
その人の「ウォンツ(欲しいレッスン)」「ニーズ(本当の悩み)」は何でしょうか?

「レシピ」の裏にある「安心感」「時短」「癒やし」など、
感情の部分を深掘りしてみてくださいね。

今日のNext Action②:ニーズに寄り添う言葉を発信する

2つ目のNext Action

「書き出した『ニーズ(悩み)』に寄り添う言葉を、今日のストーリーズで一つだけ発信してみる」

先ほど書き出した「ニーズ(悩み)」を、
今日の生徒さんに向けて投稿してみましょう。

「いつもレシピ作りで悩んでしまう」という方も、
この視点を持つだけで、
「あ、わたしのことだ!」と思ってくれる人が必ず現れますよ。

今日も美味しいパンと、笑顔あふれる素敵な1日をお過ごしくださいね。

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