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グルテンフリー米粉パン教室アトリエアールを主宰しています、
大西りょうこです。
米粉パン教室の先生や米粉パン屋さん開業運営のサポートをしています。

今日のテーマは、これから本気でコース講座を作りたい先生に、絶対に知っておいてほしいお話です。
「よし、コース講座を作るぞ!」と意気込んでいるあなた、こんなふうに考えていませんか?
- 「わたしの得意なカンパーニュを教えようかな」
- 「最近うまく焼けるようになったベーグルもセットに入れたい」
- 「人気のメロンパンとあんパンも組み合わせて、3ヶ月コースにしよう!」
もしこんな順番で考えていたら、ちょっと待ってください。
そのコース、残念ながら売れません。
今日のブログを読み終わるころには、「あ、わたし、メニューから考えていたかも」と気づいていただけるはずです。
コーヒーでも淹れて、ぜひ最後までお付き合いくださいね。


単発と「コース」の決定的な違い
先日、私が主宰しているサロンメンバーさんから、こんなご質問をいただきました。
「体験レッスンの後の継続レッスンの流れがイメージできません。継続と言っても、毎月募集していたら結局単発になっちゃいますよね?」
これ、皆さんが必ずぶつかる壁ですよね。
結論からお伝えすると──
- 単発レッスン:毎月「今月のメニューはこれです」と募集して都度予約を取る
- 継続レッスン(コース):「ゴール(目的)」を決めて、複数回をセットにする
そしてもうひとつ、いちばん大事なポイント。
体験レッスンは、その後ろの「継続コース」をしっかり作ってから募集するもの。
(もちろん、まだ準備ができていなくて、まずは単発レッスンを続けてみるのも全然ありですよ!)
結論:商品は「作る」のではなく「生まれる」もの
いちばん大事な結論を、最初にお伝えしますね。
売れるコースは、先生の机の上で「作る」ものではありません。生徒様の声の中から「生まれる」ものです。
これだけ覚えて帰っていただければ、今日のブログは大成功です。
「先生目線(プロダクトアウト)」はなぜ売れないのか
コースが売れない最大の理由は、とてもシンプル。
先生が「自分が教えたいもの」「自分の得意なもの」を詰め込んで作ってしまっているからです。
専門用語で「プロダクトアウト(作り手発信)」と言ったりします。これだと、生徒様が本当に欲しいものとズレてしまうことが非常に多いんです。
「カンパーニュ+ベーグル+メロンパン」の3ヶ月コースを募集しても、生徒様の反応は……
- 「カンパーニュ、わたしは食べないからな…」
- 「ベーグル、家族あんまり好きじゃないし」
- 「メロンパンは作りたいけど、3つセットで2万円か…ちょっと考えます」
こうなってしまうんです。
実例:アトリエアールの「お米パン講座」誕生秘話
ここで、アトリエアールの実例を一つお話ししますね。
アトリエアールには、講師の えみ先生 が担当している「お米パン講座」や「お米スイーツカレッジ」という大人気の講座があります。
このコース、最初から「よし、生のお米から作るコースをやろう!」と決めて作ったわけではないんです。
きっかけは、生徒様の「リアルな声」
日々の生徒様とのお話やアンケートから、ある共通の声が聞こえてきました。
- 「米粉パンを作りたいけど、指定の米粉をネットで買うのが手間で…」
- 「スーパーで適当な米粉を買ったら、パンが膨らまずに失敗してしまいました」
- 「家に余っているお米がたくさんあるので、これでパンやスイーツが作れたら最高なのに」
「材料を揃えるハードル(不満)」 と 「家にあるお米を無駄なく消費したい(願望)」。このリアルな声から、こう考えました。
「わざわざ専用の米粉を買わなくても、どこの家庭にもある『いつものお米』から直接作れるパンやスイーツのコースを作れば、生徒様のストレスはゼロになるんじゃないか?」
さらに、「習った生徒様が自分の教室でも自信を持って教えられるよう、商用利用OKの認定講座にすれば、他の教室との差別化武器にもなる」と。
そうやって 「生徒様の悩みと願望」から逆算して生まれた のが、今の「お米パン講座」「お米スイーツカレッジ」です。
だからこそ、リリースした時に「えみ先生、待ってました!」「まさにわたしが求めていたものです!」と、たくさんの方にお申し込みをいただけたんですね。
絶対に外さない「逆算」の3ステップ
では、明日から使える具体的な3ステップをお伝えします。

ステップ1:ゴール(未来)を決める
まずは、ヒアリングした生徒様の声をもとに、「このコースが終わった後、生徒様はどういう状態になっていれば最高か?」というゴールを決めます。
例:家族全員が「美味しい!」と喜ぶ米粉パンが、レシピを見ずに焼ける状態
ステップ2:ステップ(階段)を設計する
次に、今の生徒様がそのゴールにたどり着くまでに、どんな壁があるかを考えます。
- 1ヶ月目:まずは生地の扱い方に慣れる
- 2ヶ月目:少し複雑な成形を覚える
- 3ヶ月目:アレンジの力をつけてゴール
1ヶ月目、2ヶ月目、3ヶ月目と、クリアすべき課題を「階段」のように設計します。
ステップ3:メニューを当てはめる ← ここで初めて!
そして、ここで 初めて パンのメニューを決めます。
- 1ヶ月目「生地に慣れる」→ 丸パンが最適
- 2ヶ月目「成形を覚える」→ ウインナーロール or シナモンロール
- 3ヶ月目「アレンジ」→ 季節のフルーツパン
わかりますか? メニュー選びは「一番最後」 なんです。
「このパンを教えたい」からスタートするのではなく、「生徒様をこのゴールに連れて行くためには、どのパンを教材として使うのが一番効果的か?」 という視点で選ぶ。
これが、プロの「逆算の商品設計」です。
思考の順番を、ひっくり返そう

今までの思考:「このパンを教えたい!」からスタート
これからの思考:「ゴールに行くにはどのパンが最適?」からスタート
これが、プロとアマチュアの決定的な違いです。
メニューは「主役」ではなく、生徒様をゴールに連れて行くための 「ツール(手段)」 に過ぎないんです。
今日のまとめワーク
今日からすぐに実行できる、たった1つのアクションをお伝えします。
LINEの登録者(または過去の生徒様)に、こう質問を投げてみてください。
「今、パン作りで一番知りたいこと・悩んでいることは何ですか?」
「新しいコースを作ろうと思うんですが、皆さんはどんなパンが焼きたいですか?」と、ストレートに聞いても構いません。
一人でウンウン悩む時間は、もう終わりです。
答えはすべて、生徒様(お客様)が持っています。まずはその「声」を拾い集めることから始めてくださいね。
3〜5人から「リアルな声」をもらえれば、もうあなたのコースの設計図はほぼ完成。あとはゴール→階段→メニューの順で組み立てるだけです。

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